なぜ家具を入れると早く売れるのか?
- STAFF
- 6月3日
- 読了時間: 3分
更新日:7月11日

「そもそも、なぜ家具を入れると売れやすくなるのか?」
私たちがステージング事業を始めた2010年代初め
中古住宅や小規模な分譲では「家具なしで販売する」のが一般的でした。
一方、新築マンションや大規模分譲では、しっかり家具を入れたモデルルームが当たり前。
コストをかけてでも家具を入れていたのは、「そのほうが売れる」ことを
業界全体が経験的に知っていたからです。
逆に、中古物件で家具がないのは「売れにくいから」ではなく
「予算がないから」 という、いたって現実的な理由でした。
■ 現場データが物語る「家具の効果」
私たちがステージングを始めた初期、最も多かったご依頼は
「売れ残って困っているので家具を入れてほしい」というものでした。
そこで当社では、約150~200件の物件データを集計し
以下の2つの期間を比較しました。
A:家具を入れる前の“売れなかった期間”
B:家具を入れてから“売れたまでの期間”
その結果―Bの期間のほうが、平均して3.48倍早く売れていたのです。
これは感覚ではなく、実際の販売データに基づく数字。
私たち自身、現場で家具の効果を日々実感しています。
■ 海外の事例も、同じ傾向
アメリカやヨーロッパでは、ホームステージングはすでに一般的。
例えば、**全米不動産協会(NAR)**の調査では――
家具を入れた物件は、平均で3〜3.5倍早く売れる
売却価格も8〜10%高くなる傾向
そのほかの調査でも、以下のような効果が報告されています
内覧時の印象が良くなり、判断が早くなる
「暮らしのイメージ」が湧きやすく、迷いが減る
価格交渉が起こりにくくなる
つまり、「家具を入れた方が売れる」というのは世界的な共通認識 になっているんです。
■ ただし、最近は比較が難しくなってきました
ここ数年、**「完成と同時にステージングを入れる」**流れが主流に。
とても良い傾向なのですが、その分「家具を入れる前の売れなかった期間」がほとんど存在しないためビフォーアフターの比較データが取りにくくなっているのが現状です。
それでもこれは、「ステージングは最初からやるもの」という認識が広がっている証拠ともいえます。
■ まとめ:家具の効果はデータと実体験が裏付け
家具を入れると…
部屋の印象が良くなる
暮らしのイメージが湧きやすくなる
判断が早まり、値下げ交渉も起きにくくなる
こうした効果は、私たちの現場経験だけでなく
国内外のデータにも裏付けられた「事実」です。
★★ 私たちは、物件を「売れる状態」に整えるプロフェッショナルです ★★
小さな気づきと、ちょっとした手間をカバーするために
これからも工夫を重ねていきます。
「売れたよ、引上げ来て」のご連絡、お待ちしております!
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