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「基本に戻ろう」シリーズ③

  • 執筆者の写真: STAFF
    STAFF
  • 12 時間前
  • 読了時間: 3分

【物件価格ごとに家具の格も変える?】

失敗しないステージングの基本

こんにちは。ステージングサービスです。今回は、現場でよくある疑問、

「家具はどの価格帯でも同じでいいの?」というテーマについて13年間の経験と実例を

もとにお話しします。


■「これをすると失敗する」は、実はハッキリしている

「家具を入れたら売れる」と言われがちですが、私たちの結論は少し違います。

“絶対にうまくいく方法”よりも、“これをやると失敗する”というパターンの方が

明確なのです。

その代表が、物件価格と家具のイメージが合っていないステージング

これにより、せっかくの販売チャンスを逃してしまうこともあります。


3つの家具プラン、その理由は“生活の格”

当社では、物件価格帯に応じて以下の3つのステージングプランをご用意しています。


  • エコノミー:2,000〜3,500万円

  • スタンダード:4,000〜6,000万円

  • ハイクラス:7,000万円以上〜


この分類は、単なる金額の区分ではなく

「その価格帯の物件を買う人の生活感・価値観」に合わせて設計しています。

たとえば——3,000万円の住宅は年収450〜700万円の家庭が中心。

5,000万円なら750〜1,000万円。

8,000万円なら1,200万円以上が目安です。


暮らしの雰囲気が合っていない家具を置いてしまうと

無意識に違和感を与えてしまうのです。



■“ズレた家具”が生むリアルな弊害



ハイクラス物件に安価な家具を置いてしまうと、「この家、思っていたより安っぽい」と思われてしまうことがあります。逆に、3,000万円の物件に5,000万円クラスの家具を置くと、「この暮らし、自分たちに合ってるのかな…」とお客様が一歩引いてしまうことも。


実際に営業の現場でも、「内覧者の反応が悪くなる原因が家具だった」という声は少なくありません。

価格と空間に“ズレ”があると、ステージング全体の印象が崩れてしまいます。その積み重ねが、「家具は入れないほうがマシ」という誤解を生むこともあるのです。


営業担当が“格感”まで見るのは、正直むずかしい

営業スタッフは日々多くの物件を扱っているため、価格帯の感覚がブレることもあります。また、ご自身の生活感と購入者の価値観を混同してしまうケースも少なくありません。

私たちは、「そのお客様が、どんな店で家具を買いそうか?」を想定してセレクトしています。実際の価格ではなく、“見た目の印象”が最も大事。ソファや照明ひとつで、「この家、なんか良さそう」が決まることもあるのです。



ご提案:今の家具、物件に合っていますか? 建築コストが上がり、内装で妥協せざるを得ない場面もある今、空間全体の印象を決めるのは家具です。


いま一度、価格帯と家具の印象が合っているかを見直してみてください。



次回予告:ハイクラス家具を入れたけど、売れなかったら?

「高めの家具を入れたいけど、もし売れ残ったら…?」そんな不安もありますよね。次回は、販売が長期化した場合の対策や、コストを抑える方法について詳しくご紹介予定です!


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