ホームステージングとは何か?
(株)ステージングサービスの新しいスタッフはどのように理解しているのか、記者が取材してくれました。
●セールス/マーケティング
村上さん:インテリアの専門学校を卒業し、2020年ステージングサービスに入社する。ホームステージャー兼営業として活躍する期待のエース。
●ホームステージャー
坂口さん:学校を卒業後、8年間インテリアショップで販売員として従事する。2021年、ステージングサービスに転職する。入社して間もないが、新風を吹き込み社内外にアイデアを提案する辣腕家。
▶ホームステージングとはいったいどういうサービスか教えてください。
村上:物件を売りやすくする(借りてもらいやすくする)ために、家具、インテリアで飾り付けをするサービスです。不動産会社様からのご依頼で中古マンションにて、ホームステージングすることが多く、新築や賃貸住宅にて行うこともあります。
坂口:家具などの調度品で物件の魅力を引き出し、早期の売却や入居付けを実現するサービスです。物件を早く売却する(賃貸する)手段の一つであり、クライアントの「早く売りたい(貸したい)」にどこまで応えらえるかが肝だと思っています。
▶お客様にとってどんな効果があると感じますか
坂口:今風にいうと「映(ば)える」効果があります。私自身も現場に行く中で、納品前の部屋とステージングされた状態の部屋とでは圧倒的な差があることが良く分かりました。ホームステージングは、物件を見に来た人の期待値を上げることができると感じています。
村上:ホームステージングしている状態と空室とを比較したとき3倍以上の早さで成約するというデータもあります。利用してくださった不動産会社様の話ですが、「半年以上問い合わせもなく困っている。間取りも変わっているため何とかできないか」と依頼を受けました。ステージングをしたことで部屋の使い方が分かるようになり、広告に反映させることができ、2週間で売却できたと喜んでいただけました。家具があるので生活のイメージしやすく、室内で座って話をすることもできるので決まりやすいなんて声もあります。
▶ホームステージングする上で気を付けていることはありますか
村上:例えば「この物件は間取りがイマイチ」と不動産会社様やオーナー様が思っていたとしても、私たちは物件の良いところをいかに引き出してエンドユーザーに訴えかけることができるかが重要だと思っています。また、デメリットかどうかを決めるのはあくまでエンドユーザーです。どうやって物件を魅力的に見せるか、セオリーはあっても決まりはないので、どう表現するかが我々の腕の見せ所です。
坂口:どのようにしつらえるか。ターゲット層や予算、いつまでに売却(入居付け)したいかなどをすり合わせてクライアントと作り上げていきますが、あくまでお客様は物件を購入する人、入居する人だと思っています。特に物件を購入する場合、とても大きな買い物であり、人の人生にかかわる重要な事柄でもあります。ご依頼主のその先であるエンドユーザーの気持ちになって取り組んでいます。
▶最後に一言
村上:我々の仕事はコーディネート力で成約のお手伝いをすることが使命だと思っています。不動産会社様・オーナー様の一助となるよう、ホームステージングを突き詰めて、いきます。
坂口:「プランを作成して、納品して終わり」。で決してありません。依頼をいただいたお客様、そしてその先のエンドユーザー様に喜んでもらえてこそ、我々の仕事があるのだと思っています。早期の売却、入居付け付けができるよう、努めます。
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